天龍峡黒豚
系統品種【B】
川路の皆さんの熱い想いに触れて
三遠南信自動車道越しに飯田市街とアルプスを臨む絶景の地に、天龍峡黒豚が育つ今村篤さんの豚舎はあります。
「10年前にUターンして養豚を継ぎました。三元豚と両方を飼育する時期を経て、黒豚のみに転換して6年です。ブランドとしての特徴や味に違いのある豚を作りたいと考えていたときに、天龍峡で行われたそばまつりに呼ばれたんです。そこで川路の皆さんの熱い想いに背中を押され、自分も養豚を通して地元を盛り上げたいと黒豚への転換を決断しました。現在は母豚が20頭、年間では250頭の出荷を目標にしています」
ていねいに育てた黒豚を顔の見える直売で
「大切にしているのは、地域内で生産したものを地域内で消費する“域産域消”の考えです。飼料には地元産の竹パウダーを加えたり、仕上げには芋成分の入った飼料を与えています。豚の堆肥は、野菜やりんごを作る地元農家へ循環しています。黒豚はゆっくり大きくなるため味は格別で、脂身が甘くどの部位でもやわらかいのが特徴。基本的に営業活動はしてきませんでしたが、現在は地元川路を中心に口コミだけで50軒ほどのお宅に直売をしています。手間をかけていねいに育てた豚肉を、生産者から直接消費者にお渡しする直売スタイルは、これからも守っていきたいですね」
天龍峡黒豚を購入できる場所
- 天龍峡温泉交流館 ご湯っくり
- 直売TEL/FAX.0265-27-4354