ジビエ

GIBIER


食の原点であり、たしかな美味しさ。それがジビエ。

山の恵みの中で、いまもっとも注目を浴びているのがジビエ(gibier)です。ジビエとは野生の狩猟肉をさすフランス語で、日本では一般的に「山肉」と呼ばれています。昔から、人間にとって大切なタンパク源でした。山肉は「臭い」「クセがある」という先入観は、いまや過去のものになりました。腕の確かな猟師と料理人の手にかかれば、ジビエの味わいはまさにクセになる美味しさです。ジビエ料理は、山に囲まれ、新鮮な山肉が手に入る南信州地域ならではの贅沢なのです。

いのちの味を、噛みしめる。

南信州地域の野生鳥獣による農林業被害は深刻であり、適切な個体数調整が重要となっています。野生鳥獣の食肉利用の促進は、捕獲従事者や農業者の意欲向上にもつながります。肉も野菜も、命であることに変わりありません。人と自然の関わりに想いを馳せて噛みしめる。それが南信州のジビエです。

写真提供/飯伊連合猟友会