くりん豚 ®
系統品種【WLD】
脂身の甘みと旨味は芋とお米の飼料で
喬木村の大原養豚団地の一角に豚舎を構える知久養豚。限られた清流にしか育たない『くりんそう』の群生地に近く、水源を同じくすることから2010年よりくりん豚として展開しています。
「母豚は180頭から200頭、年間の出荷頭数は3000〜4000頭です。先代が養豚団地に移ってきたのは昭和48年。自分は別の仕事をしていましたが、一代でここを廃墟にするわけにはいかず責任ある受け継ぎをと、20年ほど前に養豚の世界に入りました。豚肉の味は、エサと環境で決まると思っています。くりん豚の場合、飼料は出荷前の仕上げの段階で芋類と米を50%配合したものを与えることで、脂身の甘みと旨味が増しています」と知久隆文さん。
肉は見た目より食べたときの感動が大切

「くりん豚は、脂身の甘さとあっさり食べられるのに豚肉らしい旨味や香ばしさもあるのが特徴です。どんなタレにも合いますし、飲食店ではさまざまな料理で提供いただいています。肉は見た目より食べたときの感動が大切だと思っています。実際、それまで豚肉が食べられない子どもが、くりん豚はおいしいと脂身まで食べてしまったという話も聞きました。まず女性や子どもさんに食べやすくおいしいと感じてもらい、選んでいただける豚肉を目指していきたいですね。地域に認知されてこそのブランドですから」


知久隆文さん
くりん豚を購入できる場所
- 丸三精肉店
- 肉の丸久
- 富士屋精肉店
- 川上精肉店
- ササキミート
- 吉田屋食肉店(要予約)
