SPF豚

系統品種【LWD】


生産者

SPFこがねや第1農場・矢澤宏輝さん●飯田市竹佐
SPFこがねや第2農場・小池雅昭さん●飯田市駄科
(有)クリーンポーク豊丘・松下敏文さん●豊丘村


「食卓にいつでも安心・安全な豚肉を」

飼育コントロールで叶う新鮮、安心、美味

SPF豚とは、健康や成長に悪影響を与える5つの病気を種豚の状態から徹底的に排除し、厳しい基準に基づいた環境と飼育コントロールのもとで肥育されている豚のことです。厳しい認定基準をクリアした特定農場だけが、SPF豚を飼育、出荷することができます。長野県内6ヶ所のSPF豚農場のうち、3ヶ所が南信州にあります

※SPFとは、《 Specific Pathogen Free 》 の略で「指定された病原体を持っていない」という意味です。

これからも自分が食べたくなる豚肉を作りたい

お父さんより養豚を継ぎ、平成7年よりSPFへ転向したこがねや第1農場の矢澤宏輝さん。農場には母豚が130頭おり、年間約2800頭を出荷しています。

信州Aポーク

「親も子豚も生まれてから肥育の段階ごとに血液検査が行われているので、豚たちは常に健康な状態を保って成長し、肉としても安定しています。SPF豚は早く成長するので、あっさりとして食べやすく脂身にも甘みがあります。肉のきめも細かいので、料理してもやわらかく冷めても硬くならないですね。養豚の仕事に就いてから“自分が食べたくなる豚肉を作りたい”と考えてきました。SPFの基準を維持するのは確かにたいへんですが、これからもその気持ちは変わりません」

おいしい豚肉を届けたい、その想いがいちばんです

平成9年から23年にわたってSPFでの養豚に取り組む、こがねや第2農場の小池雅昭さん。現在の母豚は155頭、年間の出荷頭数は3600頭ほどです。

信州Aポーク

「月に1回獣医やJAの巡回があり、農場の衛生状態や豚たちの健康をチェックしてもらえるのはありがたいですね。状態によって飼料の成分や配合も変わってきますし、病気やストレスがなくいい環境で健やかに育った豚は、繊維も細かく食べやすい肉になっています。自分は根っから豚が好きなんだと思います。最近は安価な輸入肉もありますが、価格だけで判断しないでまず1度SPF豚を食べてみてほしいです。生産者としては安心して食べられるおいしい豚肉を届けたい、その想いがいちばんですから」

豚そのものが健康であることが大切です

年間の出荷頭数は約8000頭。松下敏文さんが代表を務めるクリーンポーク豊丘は、県内でも最大規模のSPF農場です。

「母豚は現在310頭。普段は4000頭ほどを飼育しています。SPF豚は成長が早く、脂身の旨味や柔らかさが特徴のひとつですが、それは何より豚が健やかに育っているからだと思います。うちの農場では味を左右する仕上期の2ヶ月に、薬酒につけこんだ十四種類の生薬残渣(ざんさ)を飼料に入れています。安心安全な豚肉を作りたいなら、クリーンポーク信美豚病気を起こさない飼育環境や薬に頼らないことはもちろん、豚そのものが健康であることが大切です。パッケージには産地と内容量は記されていても、ホルモン剤や抗生物質を与えたことは表示されていませんからね」

※信美豚は、SPF豚の肥育期間を通常より長くし、生体重130~140㎏で出荷している豚肉です。

SPF豚を購入できる場所

  • 吉川ミート
  • A・コープ各店(信州Aポークの名称で販売)

信美豚を購入できる場所

  • 農産物直売所 麻績の里
  • りんごの里農産物直売所
  • およりてふぁーむ農産物直売所
  • 旬彩館
  • パルム豊丘