さんさん黒茶豚

系統品種【BD】


生産者

(有)燦燦(さんさんファーム)・宮下彰さん●松川町


「値段だけでなく、どう育てられどう加工されているかまで意識してみてほしいですね」

黒豚から黒茶豚へ新しい挑戦

1998年設立以来一貫して地域循環型農業に取り組み、養豚だけでなく果物栽培やそれらを生かした安心で安全な加工品の生産と販売を行ってきました。

現在の母豚数は20頭、年間出荷頭数は300頭ほど。今までは黒豚のみでしたが、令和2年末からはデュロック種をかけ合わせた『さんさん黒茶豚』としての出荷が予定されています。「国産の飼料米を混ぜた遺伝子組み換えのない飼料を与えています。20年以上黒豚でやってきましたが、かけ合わせることで脂分に甘さが加わり、しつこさのない肉質ができたんです。加工品もさらに無駄なく使い切ることができると判断して、黒茶豚への転換を決めました。加工のときも添加物は一切加えません。スローフードで畜産をやりたいという設立からの想いに変わりはありませんから」と代表の宮下彰さん。

ソーセージをはじめとした豊富な加工品はイベントでも
さんさん黒茶豚

現在、さんさん黒茶豚(黒豚)の精肉の多くは、名古屋、大阪、京都の消費者グループに出荷されています。またソーセージをはじめとした豊富な加工品は、南信州のさまざまなイベントでも味わうことができます。

「日本でも残留農薬や添加物について関心が高まってきました。消費者に皆さんには、値段だけでなくどう育てられどう加工されているかまで、ぜひ意識して購入し味わっていただけたらなぁと思っています」

さんさん黒茶豚を購入できる場所

  • さんさんファーム森の家(直売所 兼 自社加工所)TEL.0265-36-6608